ご存知の方も多いと思いますが、銀座には「銀座ルール」と呼ばれるものがあり、建物の高さは「56メートル=約12~14階建てのビル」と決められています。
この56メートルというのが、何とも絶妙だと思います。
東京は空を欲しがります。
超高層ビルの向こうの空だと遠すぎて、手に届かないような感じがして、でも、56メートルだとちょっと頑張れば空にたどり着けそうな。
東京に集う人たちの思いに似ているのかもしれません。
いろんな魅力が詰まった銀座。
いつの時代も銀座が人を惹きつけてやまないのは、56メートルの空にもあるのかもしれません。
ちなみに、リーマンショツク後、都心のオフィスの家賃が軒並み3~4割下がる中、僕の記憶が確かならば、銀座だけは一番下落率が低く、2割程度でした。
その時に、銀座ブランドの強さを感じました。
■お勧め本
銀座にはなぜ超高層ビルがないのか: まちがつくった地域のルール (平凡社新書) 新書 – 2013/11/19
竹沢 えり子 (著)
銀ブラが楽しくなるはずです。